熊本県人吉市にある人吉温泉の『あゆの里』に宿泊した。
あゆの里は、球磨川沿いに建つ温泉旅館で、客室露天風呂や大浴場からは球磨川と対岸の人吉城跡を望むことができる。泉質はナトリウム ― 塩化物・炭酸水素塩泉で、館内には内湯や露天風呂のほか、露天風呂付きの客室も用意されている。市街地に位置しているため、人吉観光の拠点として利用しやすく、宿の外で食事を楽しめる立地も特徴である。本記事では、露天風呂付き客室に宿泊し、客室の設備や眺望、大浴場、館内の様子などを紹介する。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 人吉温泉 あゆの里 |
| 所在地 | 熊本県人吉市九日町30 |
| 料金(日帰り入浴) | 2,000円 |
| 泉質 | ナトリウム ― 塩化物・炭酸水素塩泉 |
| 浴槽 | 内湯、露天風呂、客室露天風呂 |
| 営業時間(日帰り入浴) | 15:00~24:00 |
| 公式サイト | https://www.ayunosato.jp/ |
浴場と温泉の特徴 #
客室内露天風呂 #

あゆの里では、運良く球磨川を望む露天風呂付き客室を予約することができた。今回が初めての露天風呂付き客室だったこともあり、非常に印象に残る宿泊となった。
泉質はナトリウム ― 塩化物・炭酸水素塩泉で、色は無色透明である。客室露天風呂は一人で入るのにちょうどよい陶器製の浴槽であった。宿泊時にはすでにお湯が張られており、いつでも入浴できる状態だった。
浴槽のあるベランダには椅子とテーブルもあり、そこから球磨川と対岸の人吉城跡を眺めることができる。客室は高層階だったため川の水音までは聞こえなかったが、浴槽に浸かりながら球磨川を眺める時間は格別だった。
何より、好きな時間に何度でも入浴できるのが客室露天風呂の魅力。到着後、夜、朝と何度も利用し、露天風呂付き客室ならではの贅沢を楽しむことができた。
大浴場 #
大浴場は、5階の蔵の湯殿を利用した。浴場には内湯と露天風呂があり、内湯の壁には、人吉城をイメージした白壁に黒の彩色を施した意匠が取り入れられている。浴場からは球磨川の奥に人吉城跡を望むことができ、その景色と浴場の意匠が対になっているようで興味深い。
この大浴場は以前、日帰り入浴で利用したことがあり、そのときの印象が良かったことも、あゆの里に宿泊することを決めた理由の一つである。初めて訪れたときは、人吉城跡を観光した後、空港へ向かう帰路の途中で立ち寄った。観光したばかりの人吉城跡を眺めながら温泉に浸かり、旅を振り返る時間はとても印象に残っており、旅の疲れが温泉に溶けていくような、心地よいひとときだった。
館内施設 #

部屋は露天風呂付きのダブルルーム。ベッドのある洋室と、テーブル・座椅子が置かれた和室があり、その奥に露天風呂がある。
部屋そのものも快適だったが、やはり魅力的なのは球磨川沿いという立地。これほど大きな一級河川を間近に望める宿は珍しく、対岸の人吉城跡と合わせて人吉らしい景色を楽しめる。
ロビーには高級旅館らしい雰囲気があり、館内にはバーもあった。今回は素泊まりだったため、夕食などは人吉市街へ出て済ませた。
市街地にあるため、宿の外で食事や酒を楽しみやすいのも、あゆの里の魅力だと思う。
まとめ #
人吉温泉 あゆの里は、球磨川と人吉城跡を望む立地の良さが特に印象に残る宿だった。露天風呂付き客室で時間を気にせず楽しむことができ、到着後、夜、朝と何度も入浴した。客室露天風呂から球磨川を眺めながら湯に浸かる時間は格別で、温泉だけでなく、人吉らしい景色も楽しめる宿だと感じた。
特におすすめしたいのは、温泉と景色を楽しみながら、宿でゆっくり過ごしたい人である。露天風呂付き客室なら好きな時間に何度でも入浴でき、人吉観光との相性も良い。市街地にあるため外で食事を楽しみやすく、観光と温泉を組み合わせて少し贅沢に過ごしたいときに選びたい宿である。