三重県伊賀市には、大型スパのような派手さはないものの、温泉の質や過ごし方で勝負する日帰り温泉が点在している。
同じ日帰り温泉でも、
- 空間演出にこだわった施設
- 源泉ぬる湯を楽しむ本格派
- バランス型の総合施設
- 静かに入れる地元密着型
- ホテル併設の快適系
など、その性格は大きく異なる。
この記事では、実際に訪問した以下の5施設を比較しながら紹介する。
- 野天もくもくの湯
- 大山田温泉 さるびの
- 島ヶ原温泉 やぶっちゃ
- 天然温泉 芭蕉の湯
- 霧生温泉 香楽の湯
まずは特徴を一覧で見てみよう。
| 施設 | 温泉の特徴 | 雰囲気 | おすすめ |
|---|---|---|---|
| もくもく | 生源泉ぬる湯 | 体験型露天 | 非日常・雰囲気重視 |
| さるびの | 源泉ぬる湯特化 | 地味・実力派 | 温泉ガチ勢 |
| やぶっちゃ | 設備充実・源泉あり | バランス型 | 初心者・万人向け |
| 芭蕉の湯 | 単純泉 | 静か | 軽く入りたい人 |
| 香楽の湯 | ホテル併設 | 快適重視 | ゆったり滞在 |
目的別おすすめ #
温泉巡りをして感じた、目的別のおすすめは次の通り。
- 温泉の質重視:さるびの / やぶっちゃ
- 雰囲気・非日常:もくもくの湯
- 初心者・家族:やぶっちゃ / 香楽の湯
- 静かに入りたい:芭蕉の湯
各施設は同じ伊賀市内にありながら、性格がかなり異なる。目的に合わせて選ぶと満足度が高いだろう。
野天もくもくの湯 #

竹林に囲まれた露天風呂という異色体験 #
伊賀市で最も個性的な温泉の一つが、野天もくもくの湯である。
最大の特徴は、竹林に囲まれた露天風呂と、閉じた構造の木の葉隠れの湯。
一般的な「景色を楽しむ露天」とは違い、空間に入り込むような感覚があるのが特徴的だ。
温泉はぬるめの生源泉で、長く浸かるタイプ。
一方で、
- 休憩スペースはやや弱い
- 施設規模はコンパクト
といった面もある。温泉そのものより体験を楽しむ施設と言えるだろう。
詳しいレビューはこちら。
向いている人 #
- 雰囲気のある温泉が好き
- 写真映えや非日常を楽しみたい
大山田温泉 さるびの #

35.6℃の源泉ぬる湯にじっくり浸かる #
温泉の質を重視するなら有力候補が、さるびのである。
最大の魅力は、35.6℃の源泉掛け流しぬる湯。
派手さはないが、
- 長時間入れる絶妙な温度
- じんわり温まる感覚
といった、温泉好きに刺さる要素が揃っている。ぬる湯を楽しむための施設と言えるだろう。
詳しいレビューはこちら。
向いている人 #
- 温泉の質を重視したい
- 長湯したい
- ぬる湯が好き
島ヶ原温泉 やぶっちゃ #

設備・温泉・食事のバランスが良い総合型 #
伊賀市で迷ったらここ、と言えるのが島ヶ原温泉 やぶっちゃである。
浴場には
- 源泉掛け流し内湯
- サウナ
- 水風呂
- 寝湯
などが揃っており、日帰り温泉としての完成度が高い。
さらに
- 食事処
- 売店
- 休憩スペース
も充実しており、滞在型の施設としても優秀である。誰でも満足しやすいバランス型と言えるだろう。
詳しいレビューはこちら。
向いている人 #
- 初めて伊賀の温泉に行く
- 家族や友人と利用したい
- 無難に満足したい
天然温泉 芭蕉の湯 #

静かに入れる地元密着型の温泉 #
芭蕉の湯は、派手さのないシンプルな温泉施設。
泉質は単純泉で、強い個性はないが、
- 混雑しにくい
- 落ち着いた雰囲気
- 畳の休憩所あり
といった特徴がある。静かに過ごせる穴場的存在と言えるだろう。
詳しいレビューはこちら。
向いている人 #
- 混雑が苦手
- 静かに温泉に入りたい
霧生温泉 香楽の湯 #

ホテル併設の快適な温泉施設 #
香楽の湯は、リゾートホテルに併設された温泉施設。
- タオル無料
- ミストサウナあり
- 設備全体が新しめ
といった点で、快適さが際立つ。
一方で、
- 泉質は穏やか
- アクセスはやや不便
という側面もある。温泉+快適な空間を楽しむ施設と言えるだろう。
詳しいレビューはこちら。
向いている人 #
- ゆっくり滞在したい
- 設備や清潔感を重視したい
まとめ:伊賀市の温泉はぬる湯と静けさ #
伊賀市の温泉を巡って感じた特徴は次の通り。
- 全体的にぬる湯(35℃前後)が多い
- 長湯前提の温泉が多い
- 静かに過ごすスタイル
また、施設ごとの方向性もはっきり分かれている。
- 体験重視 → もくもくの湯
- 湯質重視 → さるびの
- バランス → やぶっちゃ
- 静けさ → 芭蕉の湯
- 快適さ → 香楽の湯
同じエリアでも役割が被らないのが強みである。
総評 #
伊賀の温泉は、派手さはないが、体験と質で選べる温泉エリアと言える。
大型スパのような万能型はないが、その分、目的に合った1軒を選ぶ楽しさがある。
温泉好きであれば、施設ごとの違いを感じながら巡るのもおすすめだ。