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松坂温泉 熊野の郷 レビュー|源泉風呂と名物夜鳴きそば

松坂温泉 熊野の郷 レビュー|源泉風呂と名物夜鳴きそば

·1788 文字·4 分

三重県松阪市にある『松阪温泉 熊野の郷』を訪問した。庭園と木造建築がつくる落ち着いた空間と、多彩な浴場・充実した設備を併せ持つ日帰り温泉で、強い個性よりも居心地の良さとしっかり温まる湯によって満足度が高いタイプの温泉だ。本記事では、浴場構成や泉質、館内の雰囲気や食事処まで含めて、実際の体験をもとにその魅力と使い勝手を整理していく。

なお、同じ松坂市にある『香肌峡温泉 いいたかの湯』も訪問しており、訪問記事はこちらから。

施設情報
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項目 内容
施設名 松阪温泉 熊野の郷
所在地 三重県松阪市中万町2074-1
料金 930円
泉質 ナトリウムー塩化物泉
浴槽 内湯複数、露天風呂複数、源泉風呂、サウナ、水風呂
営業時間 平日・土:10:00~24:00
日祝:7:30~10:00(朝風呂)、10:00~24:00
公式サイト https://www.kumano-no-sato.com/matsusaka/

浴場と温泉の特徴
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暖簾

浴場構成
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浴場はバリエーション豊かで、一通り回るだけでも十分に楽しめる。岩をくり抜いた岩風呂や、アヒルが大量に浮かぶ露天風呂、そして源泉風呂が揃い、それぞれ異なる雰囲気を楽しめる。加えて、サウナや水風呂、ジェットバスも完備されており、設備面でも充実している。純粋な温泉施設というだけでなく、スーパー銭湯のような快適さも併せ持つ施設である。

温泉分析表
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温泉分析書

泉質はナトリウムー塩化物泉、源泉風呂ではわずかに独特の匂いが感じられる。強い主張はないが、じんわりと体に効き、入浴後の保温力が高い。源泉温度は28.1℃と低めで、湯船の色は無色透明。pHは8.3の弱アルカリ性で、湧出量は11.6 L/minと控えめだ。源泉名は施設名と同じ「松坂温泉 熊野の郷」である。

温泉分析書 別表
温泉の利用形態

温泉の利用形態としては、加温有り・加水有り・消毒有りである。飲用することは出来ない。

客層
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私が訪問したのは20時頃だが、家族連れや若者が多めだった。サウナや水風呂を中心に入浴している利用者が目立った。設備の充実度から見ても、日常使いの温浴施設としての側面が強いと思う。

館内施設
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木造建築と庭園の落ち着き
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館内は木造で、天井の梁が目を引く。湯に浸かりながらぼんやり眺めていると、自然と気持ちが落ち着いてくる。庭園の造りもよく、単に入浴するだけでなく、空間に身を置く時間そのものが心地よい。

水の流れる食事処と夜鳴きそば
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夜鳴きそばのポスター

館内の食事処も印象に残る。水(あるいは温泉)が流れる意匠になっていて、小さな庭園のような雰囲気がある。こうした空間に引かれて、そのまま入店した。

テーブル

テーブルからは、店内を流れる水を眺めることができる。風呂上がりにぼんやり過ごすにはちょうどいい。

メニューには夜鳴きそばがあり、風呂上がりに軽く一杯という流れにちょうどいい。

ただし、提供まではやや時間がかかり、体感で20分ほど待った。この手の施設としては長めで、少し落ち着かない時間ではあった。

夜鳴きそば

実際に出てきた夜鳴きそばは、その待ち時間を帳消しにする内容。名前と価格(480円)から想像していた簡素な一杯ではなく、しっかりと量のあるラーメンだった。具はチャーシューともやしのみだが、もやしの量が多く、チャーシューも3枚と十分な食べ応えがある。「夜鳴きそば=軽め」という先入観をいい意味で裏切られた。

風呂上がりの定番
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コーヒー牛乳

風呂上がりには、紙のフタにビニールがついた昔ながらの瓶牛乳。瓶入り牛乳は各地の温泉・銭湯で見掛けるが、どれもキャップ形式で、紙のフタが付いているのは非常に珍しい。少しノスタルジーを感じた。

牛乳瓶のフタの開け方

自動販売機のそばには、牛乳瓶のフタの開け方の説明が掲示されていた。紙のフタは大人でも珍しく感じるため、子供には分からないだろう。説明資料が掲示されるのも納得である。

まとめ
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『松阪温泉 熊野の郷』は、庭園と木造建築の落ち着いた空間の中で、多彩な浴場としっかり温まる湯を楽しめる日帰り温泉である。強い泉質の個性で押すタイプではないが、岩風呂や源泉風呂、サウナまで一通り揃い、滞在全体の満足度が高い。夜鳴きそばや店内を流れる水の意匠など、食事処にも特徴があり、短時間で切り上げるよりも、ゆっくり過ごすことで良さが出る施設だ。

居心地を重視したい人や、入浴から休憩・食事まで一か所で完結させたい人に向いている。一方で、強い硫黄臭やはっきりした泉質の個性を求める場合はやや物足りなさが残るかもしれない。

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