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三滝温泉 満殿の湯 レポート|温泉分析表も源泉表示も無く、疑義の残る体験

三滝温泉 満殿の湯 レポート|温泉分析表も源泉表示も無く、疑義の残る体験

·1145 文字·3 分

三重県四日市市にある三滝温泉 満殿の湯(みたきおんせん まんてんのゆ)を訪問した。私は三重県の日帰り温泉を比較するため、四日市温泉 湯守座に入浴後、こちらの施設を訪問した。そこでは温泉分析表も見当たらず、源泉表示も無く、消毒臭のある湯船だけがあった。その詳細を記す。

なお、同じ三重県四日市市にある四日市温泉 湯守座も訪問しており、訪問記事はこちらから。湯守座は手放しでお勧めできる日帰り温泉施設である。

施設情報
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項目 内容
施設名 三滝温泉 満殿の湯
所在地 三重県四日市市末永町12-1
営業時間 9:00〜25:00
公式サイト http://www.mantennoyu.net/

平成の面影を残す既視感のある空間
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午前9時の開店直後、9時10分には暖簾をくぐったが、館内はすでに多くの人々で活気づいていた。

館内

一歩足を踏み入れると、妙な懐かしさに包まれる。内装や廊下、広場の造り。極楽湯のスタイルに似ているなと感じた。どことなく、平成初期に作られたスーパー銭湯といった造りである。館内の受付から大浴場への導線はゆとりある設計で、狭さを感じた四日市温泉 湯守座とは対照的だと感じた。

休憩所

館内には休憩所や食事処もあり、スーパー銭湯的な施設は一通り揃っていた。

客層は、先ほど訪れた湯守座に比べて明らかに年齢層が高い。お年寄りの朝は早い。彼らにとってここは、単なる入浴施設ではなく、生活のリズムに組み込まれた社交場なのだろう。

温泉の定義を問い直す無垢な湯
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入浴後に調査したところ、やはり温泉ではなく「銭湯」であるという口コミが散見された。公式サイトにも泉質に関する記載は一切なく、真偽のほどは黒に近いグレーと言わざるを得ない。

  • 湯の質感: 無色透明で香りはなく、肌に触れた際の特徴も乏しい。
  • 変わり湯: 鮮やかな緑色を湛えた緑茶風呂が視覚を刺激する。
  • 湯上がりの感触: 肌に残ったのは温泉の余韻ではなく、はっきりとした消毒液の塩素臭。

ここは温泉を期待するのではなく、設備が充実したスーパー銭湯として割り切るのが賢明かもしれない。

瓶入りのコーヒー牛乳と、地域の日常
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火照った体を冷ますべく、メイトーの瓶入りコーヒー牛乳を手に取る。一気に飲み干す。この瞬間だけは、どの施設でも変わらない至福の時だ。

三重県内の日帰り温泉をハシゴして見えてきたのは、施設ごとの明確なコンセプトの違いだ。豪華なエンターテインメントを掲げる場所がある一方で、ここ三滝温泉のように、平成の香りを残したまま地域の高齢者の日常を支え続ける場所がある。入浴施設としての個性は乏しいように感じられたが。

まとめ
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三滝温泉 満殿の湯は、旅行者が温泉目当てで訪問すべきではない。しかし、広々とした空間でゆったりと過ごす時間は、地域のお年寄りの社交場として役割が感じられた。

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