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乳頭温泉郷 蟹場温泉 日帰りレビュー|雪見露天と昭和の旅館文化

乳頭温泉郷 蟹場温泉 日帰りレビュー|雪見露天と昭和の旅館文化

·1182 文字·3 分

秋田県仙北市にある乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)の『蟹場温泉』(がにばおんせん)を訪問した。

蟹場温泉は、乳頭温泉郷の中でも奥まった場所に位置する秘湯で、建物から雪道を歩いて向かう露天風呂が名物である。本記事では、実際に日帰り入浴した際の温泉や露天風呂の雰囲気、館内に残る昭和の旅館文化を感じさせる設備などを紹介する。

乳頭温泉郷全体の散策記事については、以下を参照のこと。

施設情報
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項目 内容
施設名 乳頭温泉郷 蟹場温泉
所在地 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林
料金(日帰り入浴) 800円
泉質 単純硫黄泉
浴槽 内湯、露天風呂
営業時間 9:00~16:00
公式サイト https://ganibaonsen.com/

浴場と温泉の特徴
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蟹場温泉

蟹場温泉は、乳頭温泉郷の中でも特に奥まった場所にある温泉宿である。

入浴したのは、建屋から少し離れた場所にある露天風呂の唐子の湯である。露天風呂へ向かうには、一度建物を出て雪道を歩かなければならない。真冬の雪が積もる中、薄着のまま歩いて向かう時間さえ、この温泉ならではの体験だった。

露天風呂への道

雪道を慎重に歩くと、露天風呂と脱衣所に到着した。

露天風呂

露天風呂はカラン(シャワー)は無く、掛け湯をして入るスタイルである。泉質は単純硫黄泉で、色は無色透明であった。

露天風呂は木々に囲まれた素朴な造りで、豪華さはない。しかし視界に人工物はほとんど入らず、一面に広がる雪景色と自然の音だけが静かに迎えてくれる。湯気が立ち上る湯船に身を沈めると、冷え切った体がゆっくりと温まり、山奥の秘湯ならではの雪見露天を存分に満喫できた。

訪問時は数人の利用客がいたものの、ほどなく貸切状態となり、静かな時間を過ごすことができた。同じ乳頭温泉郷でも、鶴の湯は観光客で賑わうことが多い。一方の蟹場温泉は比較的落ち着いた雰囲気で、静かな環境で温泉を楽しみたい人には、こちらの方が好みに合うだろう。

館内施設
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看板1

館内には、JTBやJRグループ、日本温泉協会などの古い協定看板が数多く残されていた。

看板2

こうした協定看板は、団体旅行が盛んだった昭和の旅館でよく見られたものだ。年季の入った看板の数々からは、当時の旅館文化の面影を今に伝えているようだった。

公衆電話ブース

館内で印象的だったのが、公衆電話用の木製ブースである。

携帯電話が普及した現在ではほとんど見かけなくなった設備だが、濃い木目の落ち着いた雰囲気が宿の空気によく溶け込んでおり、どこか懐かしさを感じさせた。

まとめ
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蟹場温泉は、豪華な設備や最新の温浴施設とは対極にある温泉宿である。

雪の中を歩いて向かう露天風呂、人工物の少ない静かな景色、そして素朴な湯船。どれも秘湯らしい魅力にあふれていた。

特に冬の雪見露天は、一度は体験してみる価値がある。乳頭温泉郷を訪れるなら、鶴の湯だけでなく蟹場温泉にも足を運んでほしい温泉施設である。

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