三重県津市にある榊原温泉は、トロトロの美肌の湯で知られる名湯だが、食事環境は正直弱い。
温泉宿は点在しているものの、いわゆる温泉街のような飲食店の集積はなく、外来客が気軽に入れる店はごくわずかである。さらに、昼営業のみの店も多く、時間帯によっては食事難民になる可能性もある。
この記事では、実際に現地で利用した飲食店をもとに、榊原温泉で現実的に利用しやすい食事処をまとめる。
なお、榊原温泉の全体像(泉質・日帰り温泉等)はこちらの記事でまとめている。
榊原温泉の食事事情 #
- 飲食店の数はかなり少ない
- 昼営業のみの店が多い
- 徒歩移動は現実的ではなく、基本は車移動
- 日帰り温泉施設内の食事処が重要な選択肢
結論として、事前に店を決めておくことが非常に重要な温泉地である。
利用しやすさ別おすすめ食事処 #
長い営業時間がありがたい『湯の瀬レストラン』 #

数少ない飲食店の中でお勧めなのが、日帰り温泉『湯の瀬』の中にある、『湯の瀬レストラン』である。榊原温泉は飲食店が少なく、また、お昼で営業が終わる店が殆どだが、湯の瀬レストランでは、以下のように比較的遅くまで営業しているのがありがたい。
- 営業時間
- 平日:11:00~18:00
- 土:11:00~22:00
- 日:11:00~19:00
日帰り温泉施設内の飲食店というと、定食屋のような無機質なイメージを持つが、店内は洒落た雰囲気であり、店員も地元の20歳前後の方ばかりで活気がある印象だった。

価格も観光地としてそれほど高くなく、ジンギスカン定食のご飯大盛を頼んだが、1,510円であった。ラム肉特有の独特の風味があり美味しかった。
ローストビーフ丼が美味しい『kitchen しろ』 #
次に紹介するのが、『kitchen しろ』というレストランである。
- 営業時間:11:00~15:00(昼のみ)
- 定休日:水曜

『kitchen しろ』で何といってもお勧めなのが、ローストビーフ丼である。写真はローストビーフ150 gで、ご飯大を選んだもの。価格は1,760円であった。ジューシーなローストビーフに、特製の2種類のタレを掛けて、味を変えながら美味しく頂くことが出来た。
『kitchen しろ』は人気があり、私はラストオーダーギリギリの14:30前に訪問したが、店内には何グループがいて混雑していた。難点として、駐車場が若干狭く、また高台にあるため、駐車の際は注意を要する。
穴場で本格的な『レストラン・プレミエ』 #

変わり種として紹介するのが、『レストラン・プレミエ』という洋風レストランである。ここの立地は驚く場所にあり、榊原白鳳病院という病院の地下にある。病院の食堂的な役割なのだろうが、本格的な洋食レストランであり、一般の方でも利用することができる。
- 営業時間:9:00~16:00
- 定休日:木・日
- 公式サイト:レストラン プルミエ
地元では隠れた名店として評判が良いらしく、シェフはなんと帝国ホテルフレンチ部門で16年修行し、数々のホテルで料理長を務めた方だそうだ。病院内という立地ながら、土曜日12時頃に訪問したら、十数人で混雑していたのも頷ける。
客層は、医療従事者の方々の他、会食に来た家族連れや、デートと思われるカップルなど様々であった。なお、入店の注意として、病院内にあるためマスク着用が必須である。

ランチメニューは1,100円と安く、メインの一皿で肉料理と魚料理が味わえ、また、日替わりスープ・ミニサラダ・ライスが付く。来訪した日のランチメニューは、「ハンバーグステーキ・ウフ・ポッシェ」と「タチウオのフリット」がメインであり、美味しく頂いた。正直、1,100円という値段だと安過ぎに感じ、ランチメニューで割安価格だとしても、1,500~2,000円くらい支払っても良いと思えた。
ただし難点として、ワンオペで料理や会計なども実施しているためか、シェフはかなり慌ただしそうだった。時間をずらして訪れた方が良いかもしれない。
結論:榊原温泉で食事に困らないために #
榊原温泉では、食事の選択肢が限られているため、
- 昼なら 『kitchen しろ』
- 時間が読めないなら『湯の瀬レストラン』
- 穴場なら『レストラン・プレミエ』
この3つを押さえておけばほぼ問題ない。
特に重要なのは、営業時間を事前に確認することである。
温泉の満足度は非常に高いだけに、食事で失敗すると全体の印象を落としかねない。
逆に言えば、この数少ない選択肢をうまく使えば、静かな温泉地ならではの落ち着いた食事体験ができるのも榊原温泉の魅力である。
食事事情を把握したうえで訪れると、榊原温泉をより快適に楽しめる。温泉の泉質や日帰り入浴施設については、こちらで詳しくまとめている。