岐阜県池田町にある日帰り温泉施設『天然温泉 湯元 湯華の郷』を訪問した。
高台に位置する湯華の郷は、ぬるぬる・とろとろとした浴感の温泉と、露天風呂からの眺望が特徴の施設である。内湯や露天風呂に加えて低温の源泉風呂もあり、食事処や土産コーナー、無人販売所なども備えている。
本記事では、実際に訪問して分かった浴場や温泉の特徴、露天風呂からの景色、館内の様子、食事処などについて紹介する。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 湯華の郷 |
| 所在地 | 岐阜県揖斐郡池田町段721 |
| 料金 | 1,000円 |
| 泉質 | ナトリウムー炭酸水素塩温泉 |
| 浴槽 | 内湯、露天風呂 |
| 営業時間 | 10:00~22:00(冬季12~2月は10:00~21:00) |
| 公式サイト | https://yugenosato.com/ |
浴場と温泉の特徴 #

湯華の郷は、近隣の池田温泉と同じく、ぬるぬる・とろとろとした浴感が特徴の温泉である。ただし、とろみは池田温泉のほうがやや強く感じられた。
施設は高台に建っており、道中はかなりの急勾配である。車で向かう際にはアクセルを強めに踏み込むほどの坂道が続き、場所によっては対向車とのすれ違いが難しいほど道幅が狭いところもある。また、館内に入ってから浴場までも階段を上る必要があるため、足腰に不安がある人は少し大変かもしれない。
浴場は内湯が1つ、露天風呂が2つである。内湯はやや熱めで、露天風呂はぬるめの湯加減だった。さらに、通常の露天風呂よりも低温の源泉風呂もある。特に夏場は、低めの温度の湯にじっくり浸かるのが心地よく、いつまでも入っていられそうな気持ちよさがあった。なお、サウナは設置されていない。

温泉分析表によると泉質はナトリウムー炭酸水素塩温泉であり、色は無色透明である。臭いについては、源泉風呂でわずかに温泉らしい臭いを確認できた程度だった。
そして、この温泉最大の魅力ともいえるのが、露天風呂からの景色である。
高台に位置しているため、露天風呂からは岐阜市街地や金華山をはじめとする周囲の山々を、180度の大パノラマで見渡すことができる。高台という立地を存分に生かした見事な眺望で、湯の特徴だけでなく、この景色を目当てに訪れる価値も十分にあると感じた。
訪問したのは日曜日の13時頃である。利用客はほとんどがお年寄りで、自分以外に若者や中年世代、子ども連れの姿は見かけなかった。館内は比較的落ち着いた雰囲気で、静かに温泉を楽しみたい人には向いている客層だった。
館内・周辺施設 #
湯華の郷には事前情報を持たずに訪れたが、館内は想像していた以上に立派で、露天風呂からの展望も見事だった。良い意味で期待を裏切られた温泉である。

入口付近、受付前には色とりどりの和傘が飾られており、華やかな雰囲気になっていた。

受付の近くには、ちょっとした土産コーナーもある。地元の土産物などに加えて、瓶入り牛乳も販売されていた。
ただ、瓶入り牛乳があることに気付いたのは帰り際だったため、今回は普通の自動販売機で飲料を購入した。温泉といえば瓶入り牛乳という人には、嬉しいポイントだろう。

館内には食事処の『湯華庵』(ゆげあん)もある。
特に好印象だったのが、夜まで通し営業していることである。日帰り入浴ができる宿の食事処は、昼営業のみだったり、昼と夕方の間に一度閉まったりするところも多い。その点、こちらは入浴後に時間を気にせず食事ができるのが嬉しい。

私は冷やし担々麵と地産トマトのサラダを頂いた。冷やし担々麵はピリ辛で、なかなか美味しかった。

建物の入口には、無人販売所も設置されていた。

中では、米や豆類など、近隣で採れた農産物が販売されていた。温泉だけでなく、こうした地元らしい要素があるのも面白いところである。
まとめ #
湯華の郷は、ぬるぬる・とろとろとした温泉らしい浴感に加え、高台の立地を生かした露天風呂からの眺望が魅力的な温泉だった。特に夏場にじっくり浸かれる低温の源泉風呂と、岐阜市街地や金華山を見渡せる180度の大パノラマは印象に残った。館内も想像以上に立派で、食事処が夜まで通し営業しているなど、日帰り温泉としてゆっくり過ごしやすい施設でもある。事前情報をほとんど持たずに訪れたが、良い意味で期待を裏切られた。
ぬるめの温泉にじっくり浸かりたい人や、露天風呂からの景色を楽しみたい人には特におすすめしたい。一方で、施設までの道は急勾配で狭い場所があり、館内にも階段があるため、アクセスのしやすさを重視する人や足腰に不安がある人は注意が必要。静かな雰囲気の中で温泉に入り、食事も楽しみながらゆっくり過ごしたい人には、十分に訪れる価値のある施設だと感じた。