和歌山県那智勝浦町にある南紀勝浦温泉の日帰り温泉施設『四季の郷温泉』を訪問した。
内湯が1つだけのシンプルな施設だが、アルカリ性単純温泉の源泉掛け流しで、微かなとろみと硫黄臭を感じられる。加温はされているものの、加水・循環濾過・消毒などは行われておらず、飲泉も可能。入浴料は500円とリーズナブルである。
この記事では、四季の郷温泉の浴場や泉質、湯の特徴、館内設備、利用時の様子などを詳しく紹介する。
施設情報 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 南紀勝浦温泉 四季の郷温泉 |
| 所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町橋ノ川287 |
| 料金 | 500円 |
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 |
| 浴槽 | 内湯1つ |
| 営業時間 | 10:00~20:00 |
| 公式サイト | https://www.wakayama-onsen.jp/area/katsuura/四季の郷温泉.html |
浴場と温泉の特徴 #

四季の郷温泉の浴場は、露天風呂・サウナ・水風呂などは無く、内湯が1つだけというシンプルな造りである。浴槽種類を楽しむというより、温泉そのものをじっくり味わうタイプの温泉である。近隣の『湯の山温泉』はシャンプー等のアメニティが無かったが、四季の郷温泉には備えられていた。

温泉分析表を見ると、泉質はアルカリ性単純温泉である。源泉温度は38℃で、湧出量は毎分154リットルと、1つの施設としては充分な量である。pHは9.5と強アルカリである。

温泉の利用形態としては、加温有り・加水無し・循環濾過無し・入浴剤無し・消毒無しであり、加温はあるもののほぼ完ぺきな源泉のまま堪能出来る、温泉好きには嬉しい温泉である。

もちろん源泉掛け流しであり、脱衣所には源泉掛け流しの看板が掲げられていた。
色は無色透明で、入浴すると微かにとろみを感じた。また、ほんのりと硫黄の香りも感じられ、シンプルな泉質ながら個性的な温泉である。温度はややぬるめであり、ゆっくりと長湯を楽しみたい人にはちょうどいいと感じた。訪問時は予定があったため早く切り上げたが、時間が許せばじっくりと浸かっていたい、良い温泉であった。

さらに、四季の郷温泉では飲泉も可能なようである。温泉が新鮮な証拠である。
入浴は10時の営業開始ちょうどで、一番風呂で堪能することが出来た。ただし、数分後には客が2人ほど訪れ、人気であることが窺えた。
入浴料は500円と、非常に良心的な価格である。この価格で源泉掛け流しが堪能出来るのは素晴らしい。
館内・周辺施設 #

受付と支払いは浴場とは別の建物で行った。初めて訪れると少し戸惑うかもしれない。受付対応してくれたおじさんは気さくな雰囲気であった。営業開始時間より数分早く受付に到着したところ、早めに対応頂いた。
四季の郷温泉の館内には、自動販売機はなく、飲み物を買いたい場合は入口の外に設置された自動販売機を利用することになる。いわゆる温泉施設おなじみの瓶入り牛乳などは見当たらず、飲料は一般的な自動販売機のみだったのが残念である。

敷地内には温泉持ち帰り用の、温泉スタンドもあった。地元客が、軽トラックとポリタンクを持って訪れていた。
まとめ #
四季の郷温泉は、内湯1つのみというシンプルな施設ながら、アルカリ性単純温泉の源泉掛け流しをじっくり楽しめる、温泉好きには魅力的な一湯であった。無色透明ながら微かなとろみと硫黄臭があり、ややぬるめの湯は長湯にも向いている。加温はされているものの、加水・循環濾過・入浴剤・消毒は無く、飲泉も可能。入浴料も500円と非常に安く、温泉そのものをしっかり味わえる施設だと感じた。
浴槽の種類やサウナより、源泉掛け流しの温泉そのものを楽しみたい人におすすめしたい。 那智勝浦周辺で温泉巡りをする際はもちろん、安価に良質な源泉掛け流しを楽しみたい人にも向いている。設備の充実度を求める人には物足りないかもしれないが、温泉好きなら一度立ち寄ってみる価値のある温泉である。