メインコンテンツへスキップ
椿温泉 椿はなの湯 レビュー|源泉掛け流しと温冷交互浴

椿温泉 椿はなの湯 レビュー|源泉掛け流しと温冷交互浴

·1762 文字·4 分

和歌山県白浜町にある椿温泉の日帰り温泉施設『椿はなの湯』を訪問した。

椿はなの湯は、道の駅に併設されたコンパクトな温泉施設である。規模はそれほど大きくないが、源泉を活かした浴槽構成が特徴的で、32℃の源泉をそのまま掛け流すぬる湯と、加温した内湯を行き来する交互浴が楽しめる。本記事では、32℃の源泉を活かした浴槽構成や温泉の利用方法、実際に入浴して感じた湯の特徴、道の駅に併設された施設ならではの様子を紹介する。

施設情報
#

項目 内容
施設名 椿はなの湯
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町椿1058-1
料金 700円
泉質 アルカリ性単純硫黄温泉
浴槽 内湯2つ、露天風呂1つ、サウナ1つ
営業時間 9:00~20:00
公式サイト http://www.tsubaki-hananoyu.com/index.html

浴場と温泉の特徴
#

椿はなの湯 外観

浴場には内湯が2つある。そのうち1つは、住宅用の一人風呂を思わせるほど小さな浴槽だが、加温無しの源泉100%掛け流しとなっている。源泉温度は32.0℃で、体感でも30℃前後とかなりぬるい。水風呂や不感湯とも違う、なんとも独特な温度帯である。

もう1つの内湯はそれよりも温かく、源泉風呂との温度差がちょうどいい。温かい湯で身体を温め、ぬるい源泉風呂でクールダウンするという入り方を繰り返すと、これがなかなか気持ちいい。小さな浴槽ではあるものの、この源泉風呂が施設の大きな特徴になっている。

外湯とサウナも設置されているが、訪問した土曜日の12時半頃には稼働していなかった。たまたまなのか、時間帯によるものなのか、あるいは故障中だったのかは分からない。少なくとも、露天風呂とサウナがともに利用できなかったため、訪問時には内湯のみの利用となった。

温泉分析表

温泉分析表を見ると、泉質はアルカリ性単純硫黄温泉である。源泉温度は32.0℃で、源泉名は蓬莱湯(ほうらいゆ)である。蓬莱の名が付いた由来は分からないが、縁起が良い源泉名である。

温泉の利用形態

温泉の利用形態としては、加温有り・加水無し・循環濾過無し・消毒無しの、源泉100%掛け流しである。つまり、加温している浴槽についても、温泉そのものは源泉100%の掛け流しである。上述したように加温無しの浴槽もあり、そちらは温泉好きも唸る、完璧な温泉だろう。道の駅併設で規模が小さい温泉施設で、このような良質な温泉に入れるとは驚きである。

訪問時の客層は、親子と中年男性が中心だった。道の駅という立地もあってか、バイクで訪れている客も多い。訪問した土曜日の12時半頃はそれなりに利用客がいたものの、浴場が狭いためやや混雑に感じた。特に源泉風呂は一人用に近いサイズなので、順番を待って利用する必要がある。

館内施設
#

椿はなの湯 入口

館内には食事処も併設されている。道の駅、食事処、日帰り温泉という3つの機能を一つの建物に収めているためか、建屋全体はかなりコンパクトである。食事処も同様に手狭なつくりで、訪問したのは昼時だったこともあり、席は満席だった。

せっかくなので食事をしてから帰ろうと思っていたのだが、食事処が満席だったため断念した。浴場から上がった後も、館内で飲料を飲みながらゆっくり休憩するような余裕はあまりなく、足早に建物を後にした。

道の駅に併設されているため、ドライブの途中で立ち寄るには非常に便利である。一方で、温泉に入った後に食事や休憩をしながらゆっくり過ごすのには不向きに感じる。

看板

建物の外には椿温泉の由来を紹介する看板があり、足を痛めた白鷺が椿谷に自然に湧いていた温泉に何度も飛来し、足の傷を治したという伝説が紹介されていた。歴史ある温泉地らしい、なかなか興味深い由来である。

まとめ
#

椿はなの湯は、道の駅併設のコンパクトな施設で、食事や休憩をしながら一日ゆっくり過ごすタイプではない。しかし実際に入浴してみると、32℃前後の源泉掛け流しのぬる湯と温かい内湯を交互に楽しめるのが非常に気持ちよく、施設の規模からは想像できないほど温泉をしっかり楽しめる。特に、加温・加水・循環・消毒をせず源泉をそのまま掛け流している浴槽は大きな魅力だ。

そのため、ドライブやツーリングの途中で立ち寄って、良質な温泉を楽しみたい人におすすめしたい。特に、温かい湯とぬるい源泉風呂を交互に楽しむ入浴が好きなら、コンパクトな施設ながら満足度は高いだろう。道の駅という立地も含め、旅の途中に立ち寄る温泉として魅力的な一湯である。

関連記事